子供の英語教育、英会話は絶対に行かないと駄目なの?

子供の英語教育といえば英会話が定番ですが、言語習得とはとても時間がかかるものです。
子供の将来を考えて英語教育に早めに踏み切りたいけれど、何年もかけて英会話に通い続けることに不安を覚える方もいるかもしれません。
実は、英語教育は英会話だけではないんです。そこで、今回は様々な「動画」を使った「お家で出来る英語教育」を紹介します。
「動画を使った英語教育」出来ること/出来ないこと
使用する動画選べば英会話と同様の英語習得が可能です。加えて、動画を使った英語教育の魅力は「低コスト」と「お家で出来る」ことの二点。
通う必要がないので各家庭の生活リズムに合わせた融通の効く英語教育が行えます。
ただ動画を使った英語教育では「アウトプット」が出来ません。英会話と違い先生と対話をするわけではないので、どうしても受身の学習になってしまいます。
しかしこの問題は、御両親が積極的に子供の英語教育の成果を聞いて、褒めてあげる。など工夫すれば解決することが出来ます。
どんな英語教育の方法にもメリットデメリットは存在します。子供の性格や意欲などをしっかり見極めてご家庭に合う英語教育を探って行きましょう。
タブレットorテレビ?動画って何で見せるの?
どの動画を使って英語教育に取り組んでいくのか。で、大きく分かれます。
定番になりつつあるのはiPadなどのタブレット。最近ではタブレットを使うことを前提にした英語教育教材も販売されているほどです。
「Youtube」など動画配信サイトを使って英語教育に取り組みたい方はタブレット派が多いです。
「教育番組」などで英語教育を行いたい方はテレビ。DVDによる海外アニメーションも利用できます。
またテレビだと御両親がぴったり隣にいなくても何を見ているのか確認できるもの良いですよね。Wi-Fiを繋いで「Youtube」を流すことも出来ますよ。
どんな動画を選ぶべき?
大切にしたいのは子供の興味を引くかどうか。やっぱり人気どころは海外アニメーションです。
よく、海外ドラマや映画を流す方法も聞きますが、これらはネイティブな発音を耳に馴染ませることに効果があるのであって、「英語を学ぶ」ための学習面では少し不向きなので注意をしましょう。
メリハリを持って学習するためにも30分〜1時間程度と1回の視聴時間が定まっているものがオススメです。
効果的に動画を見せよう。
学習ですので、だらだらとやってしまっては勿体ないです。また動画ですので、見過ぎることは目にも良くありません。家庭内でのルールは決めておきましょう。
例えば教育番組や海外アニメーションを使って英語教育を行う場合は、その放送時間=学習時間。
Youtubeを利用する場合は、学校から帰ってきてから30分。など取り組む時間を決めてあげましょう。
動画を使った英語教育のメリットはお手軽さです。学校から帰って「英会話に行かないといけない」より「アニメが30分見られる!」の方が子供は喜んで取り組むと思いませんか?
学習ですが、お手軽さに頼れるところはどんどん頼って、生活ルーティンにしっかり組み込みましょう。
動画教育は英会話と併用してもオッケー!
今回は動画を使った英語教育を習得方法のメインに据えてお話をしていますが、英会話や英語塾との併用もオススメですよ。
英会話教育をメインにしてお家での動画教育を+αにするのも一つの方法です。
英会話で学んだことをお家で御両親に見てもらえるきっかけになれば、子供の学習意欲もグンと伸びるはずです。
英語教育におすすめ動画5選!

ここからは、動画を使った英語教育に取り組むうえで、オススメの動画を3つのカテゴリーに分けて紹介して行きます。参考にしてみてくださいね。
Youtube
もっともお手軽なのがYoutube。教育番組の公式チャンネルから個人チャンネルまで様々な選択肢があります。ここで注意したいのはYouTube公式チャンネルであるかどうか。
たとえ無料であっても違法アップロードされたものは子供の教育に使ってはいけません。
今回はYouTube公式チャンネルの中でもオススメの3つをピックアップしてご紹介します。
Cocomelon/アメリカ英語
英語で「童謡」を表す「ナーサリーライム」を使ったアニメーションチャンネル。3分ほどの短い動画もありますが、上記でオススメした30分以上の動画もたくさんあります。
知育に特化した内容で色の名前や数字などを歌を使って覚えることができ、英語に触れるきっかけにはぴったりです。また、歯磨きや手洗いなど生活習慣を取り扱う動画もあり、練習にも役立ってくれますよ。
URL:https://www.youtube.com/user/checkgate
PeppaPig/イギリス英語
世界中で人気があり積極的に英語教育に取り入れられるイギリス発の幼児向けアニメーション。
主人公の豚の女の子「ペッパ」と家族のほのぼのとした日常を描いており、その人気はぬいぐるみや子供がお風呂で遊べるバスグッズが日本でも販売されるほど。
使っている英語はイギリス英語。シンプルでわかりやすいフレーズが多く、単語だけではなく熟語をまるっと覚えてしまう子供多いみたいです。
URL:https://www.youtube.com/user/theofficialpeppa
SESAME STREET/アメリカ英語
誰もが知る「セサミストリート」も公式YouTubeチャンネルを持っています。
こちらも1分〜と時間が短いものから1時間をかけて1話分がしっかり見られるものまで幅広く動画がアップされています。
アメリカの教育番組なのでアルファベットや単語に触れることはもちろん、歌を使って楽しく英語を学ぶことも出来ます。
URL:https://www.youtube.com/user/SesameStreet
ディズニー映画
ディズニー映画を使って英語習得に取り組む人はたくさんいますよね。
理由は、世界中の誰もが分け隔てなく楽しめる内容であるために「正しくて優しい英語」を使っているから。
さらに、子供が夢中になって何度も見たがる内容がほとんどなので英語教育の中でも大事な反復練習を自然に取り組むことが出来ます。
「映画」だと学習時間が長く感じるのですが、ディズニー発の教育番組やアニメーションなど30分番組がたくさん存在し「ディズニーチャンネル」や「ディズニージュニア」などで放送されたり、DVDにもなっています。また英語教材を販売する「ディズニー英語システム」があったりと手が広げやすいです。
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NHK子供向けの英語番組
動画を使った英語教育でネックとなってくるのが英会話と違って「カリキュラム」が存在しないこと。そんな悩みを解消してくれるのがNHKの子供向け英語番組です。
毎年4月始まりのカリキュラムが組まれており、さらに対象年齢ごとに異なる番組が存在します。
0〜6歳までを対象にした「えいごであそぼ」は「フォニックス学習」というネイティブ発音が学べるシステムが採用されています。
実験やコント、歌、ダンス、アニメなど多角的な英語教育へアプローチが特徴的で子供が飽きることなく英語に触れることが出来ますよ。
実際に動画を使った英語教育を行なってみよう。

動画を使った英語教育について解説してきましたがいかがでしょうか?
ここからは3つのステップを踏んで、実践形式でおさらいしてみましょう。
ステップ1 子供のレベル別にチャンネルを選ぶ。
まずは動画を選びます。子供に積極的に取り組んでもらうためにも子供のレベルを知りましょう。
内容が全くわからなくてつまらないと思われてしまうと英語自体に苦手意識を生んでしまいます。逆に簡単すぎて動画だけ楽しんでしまっていても勿体ないです。
各チャンネルは対象年齢を定めていることが多いので、それらを参考に子供が楽しんで学習出来る動画を選びましょう。
子供のレベルアップに合わせて、動画の内容を難しくしていくことも忘れずに。
ステップ2 家庭内のルールを決めよう。
お家で取り組むことができる上に動画を見ながらの学習なので、だらだらとしてしまいがちです。
学習時間を定めるなど御両親が積極的にメリハリをつけてあげましょう。タブレットを使うのかテレビを使うのかをきちっと決めることも大切ですよ。
子供に任せっぱなしにしてしまうのは良くないです。都合が合うようでしたら御両親も一緒に取り組むのが理想的。ひとりぼっちで動画を見ても楽しいより寂しがってしまう時もあるかもしれません。
動画学習のデメリットはアウトプットの場が存在しないこと。
御両親が子供の英語学習の成果に触れて褒めるなど、モチベーションが上がる工夫と努力を怠らないようにしましょう。御両親が英語を話せる必要はないです。でも話せないから聞かない、子供に任せるは逆効果です。わからなくても聞くだけでいいので積極的に参加しましょう。子供にだけルールを課さずに、家庭内教育としてルールを決めましょうね。
ステップ3 目指せ習慣化!動画で楽しく英語教育
動画を使った英語教育を行うなら、思い切って毎日の生活ルーティンに組み込みましょう。英語を身近に感じることは英語習得への大切で大きな一歩です。
お手軽に出来るからこそ細かく日常に散りばめていきましょう。
また子供に合う動画を見つけたら、同じ番組を繰り返し見せましょう。違うチャンネルをパラパラと見せていては、内容が偏ってしまう可能性もあります。
同じ番組を繰り返し見ることで反復練習が可能になったり、1度目は理解出来なかった単語が2回、3回と見ることで身につき子供も成果を感じやすいですよ。