英語の読み聞かせってどんな効果があるの?どんな本を読み聞かせるのが良いの?
英語の読み聞かせはお子様の目と耳に効果的。ただし書いていることを読むだけでは効果は出てきません。読み方にコツがあります。
この記事ではお子様に英語の本の読み聞かせをするときのコツと、ぴったりの本をご紹介します。
すぐ実践できる! 英語力を伸ばす読み聞かせ方法
子供の英語力を伸ばす方法として、読み聞かせはとてもおすすめです。家でもカンタンにできますし英語が話せないお父さんやお母さんでも大丈夫。
この記事ではより効果的な読み聞かせをするために押さえておきたいポイントを3つ紹介します。
親が英語の発音に不安を持っていても大丈夫?
読み聞かせをしたいけど、自分の英語の発音に自信がないという方は多いのではないでしょうか。ですが、読み聞かせをする際に、親の発音はそれほど大きな問題ではありません。
英語の絵本を読み聞かせることは、英語を使った親子のコミュニケーションです。子供が英語に親しみを持ったり、楽しいと感じてくれることが重要だと思っています。
もちろん、正しい発音に触れる機会は必要なので、CDやDVDで補ったり、親自身が発音の勉強をしても良いでしょう。親の姿勢を子供はきっと見ていてくれます。
ポイント1 抑揚をつけながら読む
では、実際に読むときのポイントを見てみましょう。まずは、抑揚をつけながら読むことです。大げさに読んだり、身振り手振りを加えることをお勧めします。
子供の興味も引けますし、集中して聞いてくれやすくなります。さらに、リアクションの場面で子供に触ったりすればスキンシップも取れますよ。
ポイント2 指さしや振り付けを盛り込む
次に、絵を指さしたり、文字を指でなぞることを盛り込みます。絵を指さすことで音と絵が結びつきますし、文字をなぞることで音と文字が結びつきます。子供の年齢や習熟度によって使い分けるといいでしょう。さらに振り付けを入れてみて、よりオーバーに読んでみましょう。動物が出てくる絵本絵あれば動物の真似をしてみるといった具合です。絵本の絵は動きませんから、親がジェスチャーを加えることで子供の想像が広がります。
ポイント3 楽しみながら読む
そして何より大切なことは、親子で楽しみながら読むという事です。絵本は楽しいものだと子供が感じれば、自分から進んで読んで欲しがるようになります。後々自分で読書をするようになった時にも、本への親しみを持って読書ができるようになりますし、本を読むことが生活の一部になっていれば今後の学習に役立つこと間違いなしです。また、子供が楽しむためには親も楽しめることも大切です。あまり堅苦しく考えず、子供とのスキンシップを楽しんでみましょう。
英語の読み聞かせでこう変わる 読み聞かせメリット3つ
では、読み聞かせをすることでどんないい影響が生まれるのでしょうか。英語の読み聞かせをお勧めする理由を3つピックアップしてご紹介します。
英語のボキャブラリーが増える
絵本を読むという事は、日常会話以外の様々なシチュエーションでの言い回しに触れることができます。これは日本語の絵本を読む場合も同じですね。そのため、子供の語彙を増やすときに読書は最適です。逆に、子供がなじみやすい日常会話や身の回りのテーマを扱った絵本ももちろんおすすめです。これは、絵本に出てくる言い回しを日常会話に取り入れられるからです。読み聞かせは様々なジャンル・シチュエーションの語彙を増やすのにぴったりです。
目と耳から英語を学ぶことができる
二つ目のメリットとして、絵本は目と耳から英語を学ぶことができる点が挙げられます。絵と文字と音の3つが
同時にインプットできます。つまり、文字(単語)と意味(絵)が結びつき、文字(単語)と音(発音)が結びつ
くので効率的に学ぶことができます。英会話のみの学び方や書き取りのみの学び方ではそうはいきません。
また、アニメのように動画ではないので、そのインプットを、子供に合ったスピードでさせてあげることができ
るのです。子供に自分のタイミングでページをめくらせてもいいですし、じっくりとそのページにあるものを観察
してからめくるのも良いでしょう。イラストの色について触れるのもいいと思います。
親子で英語の交流ができる
先ほどもお伝えしましたが、読み聞かせは親子で楽しみながらすることがポイントです。逆を言うと、親子で英
語の交流をする時間が作れるという事です。子供に英会話を教えることよりも、英語の絵本を読み聞かせする方が
ずっとハードルが低くなります。英語に自信がない方でも絵本というツールを通して気軽に英語を使った交流がで
きるのです。子供に英語教育をする際に大切なポイントとして「続ける」という事があります。英語の時間を持つ
簡単で手軽な方法かつ続けやすいことが読み聞かせの大きなメリットです。
英語の読み聞かせに効果的な絵本3選
The Very Hungry Caterpillar
日本でもポピュラーな「はらぺこあおむし」の英語版絵本です。読み聞かせを導入するときにもおすすめの一冊で
す。鮮やかな色彩は子供が興味を持ちやすく、食べ物のイラストがたくさん出てくるので親しみやすいです。また、
テンポよく読めます。日本語版の絵本や、ネイティブの読み聞かせCDが出ていることもおすすめのポイントです。
HUG
この作品は、どのページを読んでも登場する単語は”HUG”のみです。しかし、絵だけでもストーリーが分かるように
なっているため、初めての英語絵本としても人気があります。ハーフバースデーや一歳の誕生日に子供や孫にプレゼ
ントする人も多いようです。読みながら実際にハグをしたり、読み終わったら子供にハグをしてもらうなど親子のコ
ミュニケーションにもつながります。心温まる作品で、周りの人を大切にする気持ちを学べる一冊になっています。
Where’s spot
子犬のスポットを探しながら英語に触れることができる仕掛け絵本です。大きな活字と優しいワードで書かれてい
るのでとても読みやすくなっています。スポットがいろいろな場所に隠れるので、in,under,insideといった前置詞も
目で見て確認できる内容です。子供でもめくりやすい仕掛け絵本で、1歳前後から3歳以降も楽しめます。英語日本
語CD付きのタイプも出ています。
DearZoo
世界中で20万分以上を売り上げている人気の絵本です。仕掛けをめくるとたくさんの動物が出てくる、子供の興味
を引ける一冊です。ペットを飼いたいと思っている子供が動物園に手紙を出し、動物園から動物が入ったプレゼント
の箱が届くというストーリーです。こちらは動物の名前が出てきますので、はらぺこあおむしと同様子供が親しみや
すくなっています。読み手が鳴き声などのヒントを出して、子供にその動物を当ててもらうことができる、楽しい絵
本になっているので親子でコミュニケーションを取りながら読むことができる点がおすすめです。
Oxford Reading Tree(ORT)
オックスフォード大学出版が出している人気の学習用絵本シリーズです。イギリスの8割の小学校で教科書や副読
本として取り入れられている有名なシリーズになっています。このシリーズでは、子供がよく使う表現がまとめられ
ており、身近な家族のストーリーばかりなので子供たちにとって理解しやすい内容になっています。一つのお話につ
き一つの単語やフレーズが紹介されるのですが、その単語やフレーズが作中に繰り返し何度も出てくるので自然と覚
えられます。ステージ1~9まであり、ステージ1~3が4~5歳・ステージ4~6が5~6歳・ステージ7~9が6~7歳と長く
付き合える絵本になっています。