将来のために何か勉強しようかな?英語とかできれば仕事に役立ちそう。でも学生時代、そこそこしか勉強していないので、あまり覚えていない。。。
英語を1からやり直おそうかと考えている。「文法?」「リスニング?」何から勉強をはじめたら良いか分からない。ネットにはいろんな勉強方法があって迷う。
そんな悩みを持った人は多いかもしれません。
今回はそんな人のために、英語のやりなおし学習におすすめの勉強法を紹介します!
英語をやりなおすなら「文法」からそして「単語」

やり直し学習におすすめは「文法テキスト」
まず始めてほしいのは、文法テキストを使った勉強方法です。文法を覚えることは、英語学習においてとても重要なこと。
英文法とは「英文を組み立てるためのルール」だからです。
英語を話す・読むといった場合でも、このルールをわかっていないと理解できません。
英語には、大きく分けて5つの基本的な文型があります。また現在・過去・未来を表す時制にも型があります。これらが英語のルールになります。
そして、私達はこれらの文法を中学・高校時代に学習しているんです。
日本人は中学、高校で何時間勉強したか知ってますか?約1000時間も勉強しています。
それなりに勉強しているんです。知識はゼロではありません。まずそこを思い出す作業からはじめることが、英語をやりなおす最善の方法となります。
実は簡単な日常会話レベルであれば中学・高校で習った英文法で話すことはできます。
実際に人気の海外ドラマや映画でも、約8割が中学校で習う英語力で理解できますし、TOEICの出題問題の中には、中学英語で習う範囲の問題も多いのも事実。
このように、日常会話に最低限必要な文法は中学英語でカバーできます。
それくらい学生時代に勉強した英語の時間は基礎だったのです。
他にも英検やTOEICで高得点を取る人は、基本の英文法を身につけた上で語彙力をあげたり、リーディング、スピーキングといった応用に取り組んでいます。
このことから、思い出しやすくふり返りにもなるため文法テキストを使った学習法がおすすめです。
文法を学ぶのは基礎をしっかり固めるため
まずは基礎をしっかり固めましょう。
基礎をしっかり固めておかないと、英語学習を続けていけなくなります。
なぜなら、応用がきかなくなるから。
応用が効かないとは、例えば短文は理解できても長文となると文の構造がわからず文章の内容が理解できない。またリスニングにしても最初は言ってる内容が理解できても、途中で話の流れが分からなることです。
英語と日本語は文章構造が違うため、その構造の違いを理解するために文法があります。
すこし文章構造の違いを分かりやすく説明します。
日本語で「私は昨日公園に行った」は「主語→補語→目的語→動詞」ですが、英語では「I went a park yesterday」「主語→動詞→目的語→補語」となり文章構造に違いがあります。
また、日本語では語順を変えても意味は伝わります。「幸子が太郎にお金を貸した」「幸子がお金を太郎に貸した」「幸子が太郎に貸した、お金を」すべて同じ意味ですが英語で「Sachiko lend a money Taro」を「Sachiko Taro lend money」は通じません。
英語ではこれくらい基礎となる文法が重要になってきます。
英語でコミュニケーションを取る時に間違った意図が伝わらないようにするため文法からやり直すのが重要です。
また基礎である文法を固めた上で単語力など他の分野を学習していけば、応用のきく英語が身につきます。
英文法は「料理のレシピ」
例えば料理で言うと食材や調理道具。
どんなにたくさんそろっていても、うまく組み合わせられなかったり手順を間違えてしまうと美味しい料理にはなりませんね。
まずは基本的な調理方法やレシピを知ってからレパートリーを広げていくと思います。
英語も同様に、まずは文章の構成となる文法をしっかり押さえていきましょう。
英単語も一緒に学習しましょう
英文法と一緒に進めてほしいのが「英単語」を覚えることです。
英文を読んだり、英語で誰かと話したりした時、知らない言葉は読めないし話すこともできません。
英単語の習得もやり直し英語には最適です。英文法と英単語の同時進行が英語学習のやり直しには最適とされています。
英文法で英文の型を学んでいれば、あとはその型に英単語を当てはめるだけで英文は完成します。
難しいことではありません。型に単語を当てはめていくだけです。
それだけできれば英文を書けるし、読めるし、話すこともできます。
英単語は毎日コツコツ!そしてコツがある!英単語はテキストを買っても良し、アプリでやってもよし、どちらでも大丈夫です。
ただやり方にコツがあります。覚える単語は1日10個以内にしてください。40も50もたくさん覚える必要はありません。
これには理由があります。人間は覚えたことの70%は翌日には忘れています。なのでたくさん覚えても一日で忘れてしまいますので、10個以内の単語で大丈夫です。
私は5個/日ではじめました。
また別の理由があります。50個覚えるのと5個覚えるのは負担が違います。勉強の継続を考えると負担が少ない方が長続きします。おそらく50個だと初めはやる気満々なのでやりますが3日目には挫折してると思います。
そして重要なポイントは復習をすること!
英単語を覚える際、いきなり始めるのではなく前日にやった単語を再度、覚えているか確認してください。それで覚えていたら次の5個に進んでください。
もし覚えていなければ新しい単語を勉強せず前日と同じ単語を勉強してください。
これは先ほど述べたように、翌日には忘れているのに新しい単語を覚えても、前日勉強した単語は頭に残っていません。
これを繰り返すと10日勉強しても50個の単語は覚えられず、せいぜい20個くらいが限界だと思います。
なので、復習できっちり覚えているかの確認もやりましょう。
劇的に英語力を上げる英作文をする
英単語と英文法がある程度進んだら、英作文の勉強を始めてください。
この英作文が劇的に英語力を伸ばす大事な勉強になります。
なぜなら、英文法と英単語を覚えるのは「インプット」をしているだけです。しかしながら英作文は自分で今まで覚えた知識を活かして英文を作るので「アウトプット」になります。
この「インプット」と「アウトプット」をすることにより、頭への定着率があがります。すると劇的英語力が上がっていきます。
英語のやり直し学習でテキストを選ぶ基準

では実際にどんな「英文法」を勉強するためにどんなテキストを選べばいいのか選ぶポイントについて説明したいと思います。
- 中学校レベルの英文法のテキスト
- 文字だけの解説ではなくイラストが使われている
- 解説とともに問題が付属している
- 解説文がしっかり、分かりやすく書かれている
- 小さなセクションに分けて構成されている
- CDや音声ダウンロードが付いている
- 持ち歩きしやすいサイズ
中学校レベルの英文法のテキスト
一般的には、中学英語だけで初歩的な日常会話が可能と言われています。
人気の海外ドラマや映画でも、約8割が中学校で習う英語力で理解できます。中学校で習う英語はほとんどが基礎となる部分。
中学英文法ができると会話やリスニング、長文読解などの英語力をUPさせることができます。
つまり文章の構造が理解できるので、正しく英語を読み・書き・話し・聞くことができるようになるのです。
この中学校レベルの文法テキストから英語の土台となる構成や表現を学ぶことができれば、その後の英語学習で「あれ、この表現はなんだったかな?」と後戻りすることも少なくなります。
結果として英語学習がスムーズに進み、効率的に学ぶことができます。
文字だけの解説ではなくイラストが使われている
例えばぎっしり文章が書かれた分厚いテキストだと、勉強を始める前に構えてしまいますよ。
これではなかなかモチベーションも上がりません。
いっぽう図解やイラストでの説明が多いとイメージとして捉えやすく、記憶に残りやすいです。
結果英語の勉強がはかどり英語力もUPします。楽しみながら英語学習を進めていけますね。
解説とともに問題が付属しているもの
解説だけになっているよりも、簡単な問題がついている方がいいです。
インプットした後にアウトプットも同時に行うことができると、記憶に定着しやすくなります。記憶というのはインプットだけおこなっても1日後には74%が忘れてしまいます。
なのでインプット+アウトプットがセットのテキストはおすすめです。
また、問題が解けた!という達成感も味わえ、モチベーションアップにもつながります。
文法をわかりやすく解説している
文法を分かりやすく解説しているテキストを選んでください。
文法は躓きやすく、挫折のきっかけになります。そうならないためにも、解説が多めのテキストがおすすめです。
基本の5文型や時制など、内容をかみ砕いて、丁寧に解説してあるものがわかりやすいです。
小さなセクションに分けて構成されている
英語学習を続けていくには、小さなセクションに分けて構成されているテキストを選びましょう。
各単元が1ページずつ学習できるものや、1日10分で構成されているものもあります。
数ページにわたる構成になっていると、1日で勉強が終わらず複数日に渡ると昨日覚えたことを忘れて日々の学習のモチベーションが続かないので、小さく少しづつ勉強を進められるテキストを選びましょう。
CD付きや音声ダウンロード対応
CD付きや購入者にダウンロード特典がついているものなど、聴く学習ができるものもおすすめ。
テキストの内容を実際の会話のように聴くことができれば、より定着しやすいです。同時にリスニング力の向上も期待できます。
持ち歩きやすいコンパクトなサイズ
忙しい社会人だと、なかなかゆっくり勉強の時間が取れないこともあると思います。また、いざ勉強しようとなると集中できないこともあります。
そんな時には、持ち歩きやすいコンパクトサイズのテキストも持っておくのがおすすめ。
移動時間や待ち時間など好きな時間に学習できます。
英語をはじめからやりなおしたい人が知っておきたい3つのポイント

これまで英文法を学ぶことの重要性やテキストを選ぶ基準についてお伝えしてきました。
ここからは英語学習を続けていくためのポイントや考え方についてお伝えしますね。
「なぜ」英語を勉強するのか?目標を明確化する
あなたはなぜ、英語をはじめからやり直したいと思いましたか?
「なんとなく役に立ちそうだから」「英語が使えるとかっこいいから」といった理由ももちろんあるかと思います。
ただなんとなく、フワッとした理由だとモチベーションを持ち続けることは難しいです。
英語を習得した先にどうなりたいか?「大好きな海外ドラマを字幕なしで見たい」「ビジネスで使える英語を身につけて転職したい」「海外旅行で現地の人と会話がしたい」
具体的に目標を決めておくことで、それが原動力となりコツコツ積み重ねていくことができます。
ゴールを先に決めてしまって、そこに向かって進んでいきましょう。
英語の勉強を習慣化するために「時間」を決める
空いた時間で勉強しようと思っても普段の生活の中では忙しく、なかなか時間が取れないかもしれません。
英語学習のために毎日早起きする!と決めても、無理して続けることになればそれこそいつか挫折してしまいます。
そんな時は「寝る前の10分を使ってテキスト1ページ分だけ」「あとは休みの日に30分時間をとる」など無理のない範囲で継続していける方法を決めておきましょう。
これはベイビーステップと良い小さな目標を立て、それをクリアしていくことで達成感を感じ習慣化していく手法です。
意識的に成長を振り返る
毎日続けていくなかで、もしかしたら思うように勉強が進まない日もあるかもしれません。しかしできなかったことに目を向けるより、小さなことでもいいので達成感を味わうようにしましょう。
「今日は疲れていたけど、5分だけでも時間がとれた。」「問題がすぐに解けた。」「新しい単元に進めた。」
少しずつでも日々成長していることを実感できるようにするといいですね。
英語学習は継続していけば必ず成果が出ます。この記事で紹介したことが参考になれば、どんどん学習に取り入れてみてくださいね!