
なんとなく海外での生活に憧れを抱いたり、英語が話せるとカッコいい。「留学」って憧れや理想を叶えてくれます。
でも現実問題として留学を考えてる人で「お金と時間を掛けて留学するメリットって何?」と疑問に感じている方もいると思います。
今回はそんな方に「留学をするメリット」を纏めてみました。
留学はあなたの人生にプラスになることがたくさんあります。
この記事を読むと「あなたが留学することでどんなメリット得られる」のかわかります。
留学するメリット7つ

英語力の向上
海外生活では日常会話を英語ですることになります。
自分を自然とそのような環境に置くことによって、英語力を向上させやすくできます。
特にスピーキング能力は、日本で英語を勉強するよりも圧倒的に早く効率良く上達するでしょう。
なぜなら「アクティブラーニング」ができるからです。
「アクティブラーニング」とは、自ら考えながら積極的に学ぶことです。
したがって日常会話が英語だと学んだ語句やフレーズをすぐに実践できる環境にあり、積極的・主体的に学ぶことができます。
コミュニケーション能力の向上
日本で日常生活を送っていると、どうしても自分と気の合う友達と話す機会が多くなってしまいます。
一方で留学すると現地でイチから人間関係を構築しなければならないので初対面の人に声をかける機会が増えます。
さらに英語を使って会話をしなければならないため、日本語で話す場合よりコミュニケーション能力が必要となります。
自分からは話しかけるのも苦手なひとも、やらざるを得ない状況なので自然とコミュニケーション力は上がっていきます。
「おとなしかった」日本でのそんな印象も留学後は「活発で積極的」な自分に生まれ変われます。
新しい価値観が身に付く
現代社会には色々な文化・価値観の人がいます。
日本以外の多様な文化・価値観を知ることは社会で生きていく上でとても重要です。
私は子供の頃いつも気の合う友達としか話せなかったのですが5年間の海外生活を経験することで様々な文化・価値観の人に出会うようになってから異なる性質の人にも積極的に話しかけることができるようになりました。
異なる価値観を持つ人と話すことで自分の価値観がガラッと変わったこともあります。
この経験から、多様な文化・価値観を持つ人と接することで自分の人生の幅を広げることができることを実感しました。
日本でも本やインターネットから知識を得ることはできますが、実際に肌で感じる経験は多様な文化・価値観を理解する上でとても重要です。
海外に人脈ができる
留学すると現地の人だけではなく、様々な国や地域からきた留学生とも交流できます。
留学中に人脈を作っておけば、帰国した後も様々な国の人とやりとりができるでしょう。
将来の仕事の出会いにも影響してくるかもしれません。
自信がつく
今まで何かに全力を尽くしたことがなく新たな挑戦をしてみたい力試しをしたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
自分にはできないと思っていたことを達成すると、自分に自信をつけることができます。
留学後の自分の人生が変わるかもしれません。
どんな環境でも自立できるようになる
異国で日常生活を送るのに、バスの乗り方、スーパーなどでの買い物、水道屋電気の契約、調子が悪い時に病院に行くなどをすることで、海外での生活力や自立する力がアップします。
私が以前住んでいたタイでは、屋台で売っている氷を食べると必ずお腹を壊すという日本では考えられない常識がありました。
そのような非常事態に直面した時には柔軟な対応力も鍛えられると思います。
海外の企業や外資系企業への就職に有利
日本で語学を学んだ学生よりも、その国での経験や語学力があるため外資系企業や海外拠点を持つ企業の就職に有利になります。
またその国で生活することを選んだ場合にはビザが取りやすいのもメリットです。
留学のデメリット7つ

留学費用がかかる
留学するにはとても多くの費用がかかります。
留学を断念する最大の理由の一つは費用の高さです。
学校の授業料、施設使用料、滞在費、交通費、往復渡航費、食費、保険費用など必要な費用が想像以上にかかります。
留学先の国や留学期間によって費用は変わってきます。
自分の行きたい留学先にはどれくらいの費用が必要か?調べておきましょう。
留学の費用について詳しく知りたい人は別の記事にまとめてますので読んでみてください。

ある程度まとまった時間が必要
留学するにはある程度まとまった期間が必要です。
特に社会人にとっては仕事を長期間休んで留学に行くのはハードルが高いです。
留学先の学校のカリキュラムが決まっていたり自分で調節できないことが多いため、なかなか難しいのが現状です。
目的意識がないとただ「行った」だけになる
多くのお金と時間を費やすため、少しの好奇心だけで気軽に行くことはオススメしません。
しっかり目的を明確にしておかないと、費やすお金と時間に見合ったものが得られず後悔してしまうことになります。
友達を作らないと孤独になってしまう
現地でイチから人間関係を構築しなければ友達ができません。
今まで自分一人ですでに出来上がった社会に飛び込むという経験をしたことがない方が多いのではないでしょうか。
積極的にコミュニケーションをとる意識しないと、友達ができず孤独な生活を送ることになってしまいます。
現地の生活に慣れることができない
食べ物、気候、言語、などカルチャーショックを受ける場面は多くあります。
留学する国にもよりますが、それぞれ生活環境は大きく違います。
慣れない生活の中ではストレスが溜まりやすいでしょう
すぐに英語が身につくわけではない
日常生活で困らないくらいになるまでには1年以上必要だと言われているので、短期留学では英語力が身につく前に帰国ということになってしまう可能性があります。
その上毎日コツコツ学習を続けないと英語を話せるようにはなりません。
長期留学だとモチベーションや向上心がなくなる
生活に困らない程度に話せるようになると、自分から進んで英語力を向上させようとしなくなってきます。
留学当初は刺激的で楽しいですが、海外生活に慣れてくると意欲が低下してきます。
学生or社会人でのメリット・デメリットの違い

学生のメリット
・長期留学に行きやすい
・就職活動に役に立つ
・大学を辞めなくても行ける
ハードルが高い長期留学も、大学主催の交換留学・派遣留学などは一部の費用や手続きを学校が負担してくれるので、行きやすいです。
また、英語力やコミュニケーション力を評価されて将来の就職活動でも有利に働きやすいです。
学生のデメリット
・お金がない
・親に気を遣ってしまう
・目的がはっきりしない
学費や生活費を親に支払ってもらっている大学生がほとんどだと思います。
そうなると親に留学することを交渉をしたり、許可してもらっても負担をかけていることが重荷になってしまうことがあります。
また特定の専門分野を学んでいる場合を除いて、留学に行きたいけれど目的がわからないという人が多いと思います。
目的がないと留学の失敗にも繋がりかねません。
社会人のメリット
・目的が決めやすい
・自分一人で決断できる
・社会人経験が生きる
仕事で明確に必要なスキルがわかっているため、目的を決めやすい人が多いです。
また学生のように親の負担を気遣わずに自分一人で決断できることろも大きなメリットです。
社会人のデメリット
・時間がない
・長期留学が難しい
・学生が多い
仕事をしている場合長期間の休みが取れない人がほとんどでしょう。
したがって現在の仕事を辞めないと長期留学は難しいです。
また留学生は学生が多いため、語学学校などでは同じ境遇の人は少ないと思います。
色々なデメリットの対処方法

留学費用を安くする
返済不要の奨学金を使ったり、大学生なら大学のプログラムを使ったりして費用を抑えることもできます。
また政府が民間企業から資金を集めることで成り立っている、高校生・大学生・対象の留学プログラム「トビタテ!留学JAPAN」では費用が大幅に節約できます。
短期留学をする
現在の仕事を辞めたくないけど留学に行きたい人には、長期休暇中に行ける短期留学がおすすめです。
1週間〜など1ヶ月以下の短いプログラムもあります。
目的を明確にする
目的を明確にしておかないと留学中に勉強に挫折したり人間関係の構築ができず孤独に生活することになってしまうなど留学自体を台無しにしてしまう可能性があります。
目的を明確にしておくことで意欲的に行動し、留学後の人生にも経験をうまく生かせるでしょう。